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No.092 日本のお盆の風習

「お盆」は仏教における「盂蘭盆会(うらぼんえ)」、または「盂蘭盆(うらぼん)」を略した言葉で仏教の教えと日本の伝統的な風習が融合したものです。先祖の霊が家に戻り、家族と一緒に過ごすと信じられています。多くの人々が帰省し家族や親戚と再会し、絆を深める古くから続く行事です。
日本の文化と信仰を深く理解するための重要な行事でもあり、先祖とのつながりや家族の絆を再確認する大切な風習です。

お盆の由来

 

日本にお盆が伝わったのは7世紀頃、仏教とともに次第に日本へ伝わりました。
推古天皇が僧や尼を招いて食事や様々な仏事を行う「斎会(さいえ)」が起源とされています。
江戸時代以前は武家、貴族、僧侶、宮廷の上層階級で主に催されていました。
一般庶民に普及し始めたのは鎌倉時代に入ってからとされ、完全に庶民に定着したのは江戸時代になります。

お盆の期間…

8月13日~16日の4日間(8月盆)が一般的です。
東京をはじめとする一部地域では、7月13日~16日の4日間(7月盆)で行われます。

お盆の主な行事

 

迎え火(むかえび):お盆の初日に、先祖の霊を迎えるために家の前で小さな火を焚きます。

盆踊り(ぼんおどり):地域ごとに踊りや歌が異なる盆踊りが行われます。先祖の霊と共に楽しむという意味があります。

送り火(おくりび):お盆の最終日に、先祖の霊を見送るために再び火を焚きます。

墓参り(はかまいり):お盆期間中に先祖の墓を訪れ、掃除や供養を行います。

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