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No.094 贈り物に熨斗(のし)は必要?

贈り物を渡す際、のし紙をつけて自身の気持ちを伝えることが多いと思います。
のし紙は必須というわけではないですが、フォーマルな場では熨斗掛けが主流になっています。贈り主の目的をわかりやすく伝えるために、マナーを守り相手やシーンによって使い分けるのがおすすめです。

販促マニアでは熨斗掛けができる商品が多数ございます。
ご利用の際のご参考にしていただければと思います。

熨斗(のし)とは?

 

熨斗とは、贈り物を包む掛け紙に添える六角形の飾りのことです。
贈り物に熨斗を付けるのは、その品物がけがれていないしるしに添えられていました。

古くは、不老長寿の象徴である鮑(あわび)を乾燥させて伸ばした「のしあわび」が始まりです。
時代とともに現在は、熨斗(のし)や水引などのデザインが印刷された「熨斗紙(のし紙)」 を使うのが一般的になりました。
水引の起源は飛鳥時代までさかのぼり、贈答の際に紅白の紐が結ばれていたのがルーツといわれています。
生鮮品を贈る場合は生もの意味が重複するので、基本的に熨斗は不要です。

また、弔事(葬儀や法事)での贈り物には、六角形の熨斗飾りはつけないのが正しいマナーとされています。

熨斗紙の構成

 

表書き…熨斗紙の上(水引の上)に書く、贈り物の目的のことです。
水引…熨斗紙の中央にある紐のことです。通常、慶事なら紅白の水引を、弔事なら黒白の水引を使用します。
贈り主(名入れ)…熨斗紙の下に贈り主の名前を入れます。

水引の種類

 
蝶結び

結び目を結び直すことができるため、何度でも繰り返して良いお祝い事に使われます。
販促マニアでは「ちょう結び」を使用しております!
【利用シーン】
出産・入学や卒業・お礼・お中元やお歳暮・就職や昇進など

結び切り

一度きりで繰り返して欲しくないことに対して使用します。
【利用シーン】
(紅白)慶事…結婚・快気祝い・病気見舞いなど
(黒白)弔事全般

あわじ結び・あわび結び

人生で1回限りであって欲しい慶事や弔事で使われる結び方です。見た目が華やかで、結婚祝いによく使用されます。
【利用シーン】
(紅白)慶事…結婚・快気祝い・病気見舞いなど
(黒白)弔事全般

水引の本数

 

水引の本数には、3本・5本・7本・10本などいくつか種類があります。

結ぶ本数が奇数なのは、陰陽五行説や奇数が割り切れない数字だからなど、複数の説があります。
一般的な本数は奇数の5本を使うことが多いです。3本は簡単な贈りもの、7本は高価な贈りものとされています。
ただし、9本は「苦(く)」につながるため縁起が悪いとされており使われません。

また、結婚式では5本を2束使っていると捉え、豪華な10本の水引が使用されることが多いです。

熨斗紙の掛け方

 
内熨斗(中のし)

贈り物に直接のし紙をかけ、その上から包装紙で包むのが内熨斗です。
表書きが隠れる付け方のため、内祝いなどの贈り物を控えめに贈りたいシーンに適しています。
また、内熨斗では包装紙が表面にあるため、熨斗紙の破けや汚れたりするのを防ぐ用途で使われる場合もあります。

外熨斗(外のし)

品物を包装紙で包んでからのし紙を掛けるのが外熨斗です。
結婚祝いや出産祝いなど、贈り物の目的を明確に伝えたいシーンに適しています。

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