オリジナルノベルティ・販促品の専門店【販促マニア】

「黒い点」は綿の葉・茎・実などの枯れた部分が、生産の過程で細かく残ったものです。
漂白剤を使用していないため、できあがりの綿布は少し黄色がかった生成色です。
普通の綿は、漂白剤などを使って「黒い点」を白くして表面的に見えない状態にしています。

収穫されるコットンそのものは、オーガニックコットンでも普通のコットンでも見た目や品質に大きな差はありません。
一般的な綿でも残留農薬はとても少なく、収穫した綿花がオーガニックかどうかを判別することは難しいです。
そこで、オーガニックコットンと普通のコットンを判断するために、認証機関が重要な役割を果たします！
差別化要素は「認証機関に認められた農地で、有機農法による栽培」という、生産過程が通常とは違うということです。
認証基準に従い栽培されている綿花農場をチェックし農地管理や栽培方法を調べ、認証基準に沿っているかを確認します。
認証を受けた後でも、毎年継続して基準通りに管理しているかを確認されます。
このような管理方法により、国際認証オーガニックコットン製品は、いつ・どこでとれたオーガニックコットンを使用しているのかが分かるようになっています。

OCSはオーガニック製品の原材料がオーガニック基準に則って、正しい使用基準に収まっていることを証明する基準です。

1.【OCS Blended】＝原料の使用量5％以上95％未満がオーガニックの認証ラベルと、
2.【OCS 100】＝原料の使用量95%以上がオーガニックである製品につく認証ラベルの2種類があります。

OCSよりも審査基準が高く、加工生産工程の環境面や社会面が厳しくチェックされます。
原材料がオーガニックであるだけでなく、生地の生産・加工や保管・流通のすべての過程で、環境的・社会的な基準を満たした製品にのみ与えられる認証です。
すべての工程でトレーサビリティ（追跡可能）は保証されています。

また、オーガニックコットンの使用量もOCSとは違います。
1.【Made with [×]% Organic materials】＝原料の使用量70％以上オーガニックと、
2.【Organic】＝原料の使用量95％以上がオーガニックと認証された2種類があります。
正しいラベルには、ロゴ・使用料・ライセンス番号又は企業名が表示されています。

普通のコットンの栽培過程には、効率化を求めるために大量の害虫駆除・除草等の農薬が非常に多く使われています。
また、摘み取った綿花の葉っぱの葉緑素でコットンボールが汚れないように枯葉剤も使用します。
これが空中や土地に広がり、土壌汚染が起きています。
その結果、農作物が育たない痩せた土地になってしまいます。

農薬を使う綿花栽培は、働く人たちの健康被害が絶えません。
貧困層がコットン栽培に関わっているケースがとても多く、子どもたちが労働者として駆り出され人権問題も深刻です。
生産者の中には農薬の説明文を読めないために適切な使い方を知らずに、農薬中毒などによって命を落とすこともあります。

コットン全体の中でのオーガニックの割合が少なく、従来のコットンに比べて値段が高くなります。
（消費者がオーガニックコットンを選択し生産量を増やすことができれば、価格を抑えることができます！）